「風香」第百六番
「美人団扇図」
団扇・牧進筆
目にも爽やかな白地に藍の団扇。着物姿のご婦人が優雅に風を送っている様が浮かぶようです。そんな涼しげな画に、しだれ桜に美人画が描かれた古布を合わせました。左団扇というわけではありませんが初夏の手前、心地よい季節に飾ってみられたらいかがでしようか。ゆったりとした気分になれそうです。

目にも爽やかな白地に藍の団扇。着物姿のご婦人が優雅に風を送っている様が浮かぶようです。そんな涼しげな画に、しだれ桜に美人画が描かれた古布を合わせました。左団扇というわけではありませんが初夏の手前、心地よい季節に飾ってみられたらいかがでしようか。ゆったりとした気分になれそうです。

牧進(まき・すすむ)
1936年、東京都に生まれる。父は下村観山に師事した事のある画家で、中学校時代から日本画の手ほどきを受ける。1952年、川端龍子の内弟子として入門。1957年、第29回青龍展出品作「白薔薇」が初入選。1966年、川端龍子が亡くなると、無所属のまま個展を中心にした制作活動を開始、今日にいたる。
高い技術と美意識に支えられた仕事は、美術収集家としても知られる川端康成の目に止まり、その感動をつづった「牧進讃」という見事なオマージュをこの文豪に書かせるに至った。1975年第3回山種美術館賞展に出品した「叢」は優秀賞を受賞する。