
今、日本においては、様々なフィールドで、かつての日本文化や精神を再認識すると言う流れがあります。
「日本の国柄」を取り戻せと訴えた『国家の品格』(藤原正彦著/新潮社)が、驚異的なミリオンセラーとなったのは記憶に新しいところです。
その書で指摘されている「西欧にしてやられた近代」。その歴史を反省し、国際化という名の「アメリカ化」に流されず、失われつつある日本文化や精神を蘇らせようという主義主張が、いたるところで聞かれるようになりました。
ここ数年になって、ようやく日本人も自国に目を向け始めたようです。
■海外で火がついたネオジャパネスク
このような流れになる十数年前から、「温故創新」というコンセプトのもと、日本文化や精神の伝承と世界発信に取り組み、海外の国々で高い評価を得てきたのが、表博耀(おもて・ひろあき)氏を中心とする日本文化伝統産業近代化促進協議会(J-ART)の活動です。
「温故創新」とはその言葉通り、古きを訪ねて、時代を反映させた新しきを創り出すこと。
表氏は「ネオジャパネスク」という独自のカテゴリーを作り上げ、舞台演出家・文化プロデューサーとしてステージパフォーマンス、伝統技術者たちとコラボレーションした創作活動、作詞、作曲と、精力的な活動を展開しています。
「日本は世界文化の集積点です。永い歴史の中で培われた融合租借能力は、資源に乏しい島国の想像力と塾視力から生まれました。シルクロードの終着点とも言われる日本には、その独特な歴史観からなる、生み出す能力が先天的に培われているのです。日本の文化や経済には、古きを尋ねて新しきを創りだす『温故創新』、租借文化の気風が原点にあるのです」と、表氏。
表氏が創作、プロデュースした作品は、すでに海外では揺ぎ無い評価を得ています。
2006年秋には、ルネサンス発祥の地であるイタリア・フィレンツェのピッティ宮殿内「銀器博物館」にて、日本人で初めて作品が展示されるという快挙を成し遂げました。宮殿内で披露したパフォーマンスとあわせて、文化レベルの高さを評価され、博物館とフィレンツェ市長からの感謝状も送られています。
また、同じく2006年秋、イギリス・ロンドンで開催されたイベント、イマジネーションステージ「セイビアW」では英国王室やエグゼクティブの人々に多大な感動を与え、海外プレスにも絶賛されました。
同時期に開催されていた世界規模のリレー「ハーモニー・ラン」の、イギリスでのゴール「大英博物館」中庭の特設ステージでも、パフォーマンスを披露することになりました。
2006年秋、イギリス・ロンドンで開催されたイベント、イマジネーションステージ、セイビアWの様子。訪れた人々に多大な感動を与えた現在、表氏はイタリアのフィレンツェ市よりの招聘を受け、フィレンツェに拠点を移して活動を続けています。ファッション、インテリア、雑貨からライフスタイルの提案と、多方面にわたっての情報発信を行っています。
「自然は美しさをつくります。この美しさを認める人々は、対立を認めません。そして、それを世界中で人々と共有することによって、全ての民族が、調和して生きていけるようになるのだと思います。世界が一つになろうとする時代に、日本の真の価値が生かされる、そんな運動がネオジャパネスクなのです。」
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表博耀(おもて・ひろあき)
1962年大阪市生野区生まれ。新進気鋭の「和」のプロデューサー。
日本の伝統日を革新・融合させて、現代に蘇らせる「ネオジャパネスク」を展開している。
2000年ASEM・アジア欧州首脳会合(ソウル)やヨーロッパ各地にて、外務省認定国際交流事業などの総合プロデュースを手がける。
伝統工芸から舞台まで、そのプロデュース領域は幅広い。古神道や修験道の実践により、独特な日本観や精神性を組み入れた作品や舞台は、英国王室を始め、世界各地から絶賛されている。
